大人の女性にお勧めの恋愛映画3選

映画

本日は恋愛の酸いも甘いも噛み分けた、大人の女性にこそ観ていただきたい恋愛映画3本をご紹介。

ひまわり(原題: I Girasoli / 1970年)
監督:ヴィットリオ・デ・シーカ

主演:ソフィア・ローレン

​戦争によって引き裂かれた男女の悲劇を描いた不朽の名作です。
舞台は第二次世界大戦下のイタリア・ナポリ。美しく陽気なジョヴァンナ(ソフィア・ローレン)とアントニオ(マルチェロ・マストロヤンニ)は恋に落ち、結婚。この前半の2人のラブラブ振りったらもう…さすがイタリア人といったところ。イタリアの明るい太陽の下、2人の若い肉体が眩しいほどに輝き、無敵感を感じるほど。何の疑いもなく、無限の可能性に満ちた未来を予感させますが、幸せな時間は長くは続きません。

やがて、ジョヴァンナは、出征したまま戻らない夫アントニオの生存を信じ、終戦後、単身ソ連へ向かう事になります。手がかりは、広大なソ連の大地のどこかにあるひまわり畑のみ。しかし、長い捜索の果てに待ち受けていたのは、戦争がもたらしたあまりにも過酷な現実。愛する人を信じ想い続ける一途な愛と、戦争の無情。どちらが悪いわけでもないのに、運命は2人が共に生きる事を許しませんでした。
ラスト、アントニオを深く愛しているが故に、ジョヴァンナが決めた選択が、観る者の心に深く刺さります。

この作品には圧倒的に美しいものが2つ。
地平線まで続く「ひまわり畑」女優「ソフィア・ローレン」です。
スクリーンいっぱいに広がるひまわり畑は、美しさと同時に、その下に眠る数多くの名もなき兵士たちの悲しみを象徴しています。そこにたった1人佇むジョヴァンナの姿。映画史に残る最も美しく切ないシーンの一つだと思います。
そして、イタリアが誇る美しき名優・ソフィア・ローレン。若く情熱的な新妻が、年月を経て苦悩を抱える大人の女性へと変わっていく姿、そしてラストシーンの表情は圧巻です。
移りゆく年月に合わせて変化していく髪型や衣装、メイクもどれも美しいので是非注目してください。

花様年華(原題:花様年華 In the Mood for Love / 2000年)
監督:ウォン・カーウァイ
主演:トニー・レオン


ウォン・カーウァイ監督の金字塔とも言える作品。
本作でトニー・レオンがカンヌ国際映画祭の男優賞を受賞。その他数多くの国際映画祭の賞を受賞しています。

舞台は1962年の香港。同じ日に隣同士に引っ越してきた新聞記者のチャウ(トニー・レオン)と商社で秘書として働くチャン(マギー・チャン)。ある日2人はそれぞれの伴侶が不倫関係であることに気づいてしまいます。裏切られた者同士、それぞれの思惑の中、次第に距離を縮めていく2人。しかし、惹かれ合いながらも「自分たちは不倫をするような人間とは違う」という一線を超えられない葛藤。言葉に出来ない感情を抑える2人の姿が、チャイナドレスの色彩や、印象的で美しい音楽、ノスタルジックな香港の街とともに官能的に描かれています。

まず圧巻なのがマギー・チャンが劇中で着こなす20着以上ものチャイナドレス。高身長でスレンダーな彼女の身体にぴったりとフィットした美術品のようなドレスの数々に、女性なら誰もがため息が出るはず。身体の露出はほとんど無いのに、溢れ出る彼女の色気に、トニー・レオンでなくとも惹かれてしまいます。

そしてやはり、ウォン・カーウァイ監督ならではの映像美が際立ちます。全編通して、主演の2人の心情、表情を絶妙に切り取るカメラワーク。そして観るものの心を締め付けてくる、ノスタルジックな香港の屋台や裏路地の風景。湿り気を帯びた香港の夜の空気の中に流れるナット・キング・コールの調べ…もう、大人!!カッコいい!

ハリウッド映画の様に、出会ってすぐ惹かれ合ってベッドイン、という展開と真逆をいく、理性でなんとか溢れ出る感情を抑える2人の魅惑的なことと言ったら…肉体的な接触が少ない方が余程心がざわつきます。
確かに一線を超えていないかもしれない。けれど心はもうどうにも出来ないところまで来ている。それは果たして「裏切り」と呼ばれるものなのか、否か。

チャウ(トニー・レオン)がとある場所で秘密を打ち明けるシーン。なんとも切なく…詩的な幕切れとなっています。
実質的な続編とも言われる「2046」も併せて鑑賞するとキャラクターの繋がりが見えてくるかもしれません。


ラブ・アクチュアリー(原題:Love Actually / 2003年)
監督:リチャード・カーティス
主演:
ヒュー・グラント、キーラ・ナイトレイ、他

ラスト1本は、心温まるハッピーな映画を。
クリスマスを目前に控えたロンドン。19人の登場人物達が織りなす9つの愛の物語
家族愛・秘めた愛・片思い・初恋・恋の喪失・言語の壁を超えた愛…など、多様な愛の形を描いた名作です。

何と言っても、この作品の魅力は、今では考えられないほどの豪華俳優陣の競演です。
ヒュー・グラント、コリン・ファースの「ブリジット・ジョーンズ」コンビを始め、キーラ・ナイトレイ、リーアム・ニーソン等、たくさんのイギリスの名優たちが、それぞれの愛の形を、時にはコミカルに、時にはロマンチックに、そして時にはエモーショナルに演じています。

9つの愛の中で、今回1つだけご紹介するのは、エマ・トンプソン、アラン・リックマン(ハリーポッターのトレローニー先生、スネイプ先生コンビですね)が夫婦を演じるエピソード。
長年連れ添った夫と子ども達に囲まれ、温かい家庭を築いてきた妻(エマ・トンプソン)は、例年通り、家族水入らずの幸せなクリスマスを迎えるはずでしたが、クリスマス目前に夫(アラン・リックマン)の裏切りに気づくことになります。
しかし、子どもたちの前では涙を隠し、取り乱すことなく気丈に「妻」と「母親」を演じる彼女の姿は、普段人前でなかなか泣くことが許されない大人のリアルな姿が表現されていて胸に迫ります。彼女が最後にどんな結末を下すのか、是非見守っていただきたいと思います。

その他、キーラ・ナイトレイ演ずる新妻が、夫の親友から告げられるひたむきな愛、リーアム・ニーソン演じるシングルファザーの1人息子の真っ直ぐな初恋の行方、そしてヒュー・グラントはなんとイギリスの首相でありながら若い秘書への恋に七転八倒…等々、密かに応援したくなるような愛おしい登場人物達が次から次へと物語を紡いでいきます。
クリスマスシーズンでなくとも、是非大切な誰かと見ていただきたい作品です。(あ、もちろんお一人でも。私は常に1人で鑑賞しております。。)
ビートルズやマライヤ・キャリーなど、クリスマスの名曲の数々も物語を彩りますので、ご期待くださいませ。

次回は、「イケメン探偵が登場するお勧めドラマ3選」をお届けいたします!







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